ちょっと、くさってきました。

　またまた、Dear＋8月号であります。
　こちらも今回でおしまい。
　木下けい子さん『身近な恋だと思うけど』


　享からもらったAVで、享を想像して抜いてしまった吉屋。
　そんな自分に落ち込む吉屋に、好きだと告白し襲ってきた山田が声を掛けてきた。
　あんなことがあったにもかかわらず、山田の誘いを受ける吉屋。
　酔っ払って帰ってきた二人のもとへ享が現れ、山田を追い返す。
　学習してないのかと、呆れ顔で話す享に
　男を好きになって振られるつらさがわかるからとはなし、
　おもわず、自分が享を好きだとほのめかすような口ぶりに
　慌てて部屋を飛び出す。
　
　さあ、ここからはにゃんこ、ハチコの出番であります！
　享はハチコを連れて吉屋の部屋へ。
　なんだか勢いで告白合戦みたいになってしまいましたが
　ちょっとしたことがきっかけで恋が始まるってのもいいもんです。

　今回も、いい働きをしたハチコでありました。
　お話は終わってしまったけれど、また続きがあったら読みたいなって思います。
　  

　え～、先月号も途中まで書いて、下書き状態で残っていたので
　二か月分アップします。

　木下けい子さん『身近な恋だと思うけど』

　大学生の吉屋(よしや)は隣に住むサラリーマンと
　遊びにやってくる猫のハチコを通じて話をするようになる。
　ある日、合コンが上手くいかなかった吉屋と残念会をしようと
　友人が遊びに来るのだが、その彼に襲われそうになり
　隣のサラリーマンに助けてもらい、チョコレートを分けてもらった。
　翌日、再びサラリーマンに声をかけられるのだが
　吉屋が夕べ見たAV女優に似ていると言って会社へ行くサラリーマン。
　いい人だと思っていた吉屋は愕然とする。
　（ここまでが6月号)

　サラリーマンに言われたAV女優のことが気になりレンタルショップを訪れる吉屋。
　そこでサラリーマンにばったり出会い、食事に行くことに。
　彼の名前は『享さん』。吉屋も『悠真』と名乗り楽しい時間を過ごした。
　家に戻ると、可愛らしい女性が享を待っていた。
　女性に対してつれない態度の享に幻滅していたところへドアを叩く音がして
　ハチコがきたのかと思いドアを開けるとハチコを抱いた享が立っていた。
　修羅場を見せてしまった詫びにプレゼントをくれると袋を渡された。
　どうして優しくするのか尋ねる吉屋に「可愛いから」というのだが
　体操服を盗むやつと一緒にするなと去っていく。
　徹のくれたプレゼントはAV。それを見ながらふと、享のことが頭を過ぎり・・・。

　
　さて。ハチコというキューピットのおかげ？で知り合ったふたり。
　ハチコは本当にいい働きをしております。
　そして、吉屋くん。すごく可愛いよ。
　彼は普通にしているのだろうけれど、そのしぐさとかものいいとか
　そんなものが、ノンケでも男心を掴んじゃうんだろうね。
　享さんも友人に襲われ、裏切られたと泣きじゃくる彼が可愛く見えたんだろうな。
　でも、AV女優に似てるはないよ。しかも、気のせいだったって
　後から訂正したって気になって仕方なくなるじゃないか。
　・・・あれは、作戦？なのかな。

　さて、この二人はどうなるかな。来月号が楽しみです。
　
　  

　さて、続きまして。
　『巡り合うよ～』の筧先生の元カレが主人公のお話
　木下けい子さんで『ドント・クライ・ベイビィ』です。

　

　製薬会社のMR(医薬情報担当者)をしている宝井智(たからいさとる)は
　営業先の藤堂動物病院で、獣医の藤堂雄介(とうどうゆうすけ)と知り合う。
　智が患畜に汚されたズボンの着替えをしているところを藤堂に見られ
　足に付いたキスマークを見つけられてしまう。
　激しい女と付き合ってるのかと聞かれ、これは男に付けられたものだと。
　相手をしてやろうかと誘ってみるのだが、すかされてしまう。
　別れた恋人のことや、智の性癖を気にも留めない藤堂のせいで
　欲求不満が溜まっていた智は、ある夜行きずりの相手を見つけるのだが
　怪我をさせられてしまい、医者の知り合いが
　藤堂しかいなかったからと電話をかける。
　相手のことをとやかく言われ、別れた恋人のことまで持ち出されて
　智は藤堂に怒りをぶつける。
　ところが、藤堂から優しい言葉を掛けられすがり付いて泣いてしまう。

　
　さて。
　藤堂先生って大人だな～。「修行が足りない。」という台詞はあっても
　あの自分勝手で我侭な智さんをど～んと受け入れちゃうんだもの。
　好きだっていっても全身毛をたてたネコみたいな智はちょっとな～。
　獣医さんだから大丈夫なのかな？
　木下さんの作品は、ほんわかとした雰囲気が大好き。
　だから、つんとした智さんはちょっと苦手だったけど、
　藤堂先生に飼いならされて？ちょっと素直に自分の気持ちも
　話せるようになった後半はとっても好きになりました。
　あの、バッティングセンターのところがよかったなぁ。
　酷いやつだと思っていたけど、やっぱり智さんもいい人だった。
　
　あ～、木下さんの作品も欲しくなってきた･･･
　すごくたくさんあるんだよな･･･大丈夫かあちき？？？  

　いままで、さんざん記事に名前を出してきたのに
　単独で書くのは初めてだったようです。
　今回は、木下けい子さんの『巡り合うよベイビィ』です。

　


　高校教師、筧友一(かけいゆういち)は、隣の部屋にピザの配達に来た
　同じ学校の生徒、吉澤空也(よしざわくうや)に
　男とキスをしているところを見られてしまう。
　翌日、禁止されているバイトをしていることを黙認する代わりに
　昨日見たことを恋人に迷惑がかかるから黙っていて欲しいと願い出る。
　その後、美人だけれど自分勝手な恋人のどこがいいのかと
　吉澤に尋ねられる筧は、それも含めて好きだと話す。
　吉澤には理解できなかったが、なんとなく筧のことが気になり始める。

　さて。
　やっぱ、いいな～。このほんわかした二人の関係。
　吉澤くんのことを可愛いと思いながらも、教師という立場上
　手を出したらイカン！と筧先生は思っているのに
　こどもな吉澤くんはそんなのをすっとばして(酔った勢い？)
　先生に告白しちゃったり、服を脱いじゃったり。
　でも、寝オチするとこがまた可愛い。
　筧先生は、優柔不断だけれどやるときはやる。
　自分のせいで傷つけてしまったと、吉澤くんの両親を目の前にして
　追いかけるんだから邪魔をするなと
　啖呵を切るところは、やるじゃんっ！って思いました。
　（･･･ん？前にもなんかこんなことあったような？？？）
　
　いままで、木下さんの作品をいくつか読んだのに
　（ぜんぶ、Y先生からの借り物）
　いっこもアップしてなかった。
　
　今度はちゃんと、アップしなくちゃだ！