2013年11月24日
誰にも愛されない(上)(下)-完全版-


え~、どうやって並べたらいいか考えているうちに
時間を食っていることに気づいたので
通常通り、上下で並べてみました。
さて、本日はコミコミさんのコミック売り上げ週刊ベスト10で
1位と9位にランクインしている
山田ユギさん『完全版 誰にも愛されない』上巻・下巻であります。
因みに、らんきんぐは11月15日~21日の期間で
1位が下巻-長谷川×上野編、9位が上巻-飯島×日下編です。
1カ月前に発売された上巻がランクインしたってことは
上下一緒に買った人が多かったのかな?
やっぱりこのカバーは並べて見てみたいものね~(´▽`)♪
では、上巻-飯島×日下編から。
三亀(みき)出版に勤める飯島は、話題になっているチェコ映画の原作本の
翻訳者を探していて、大学の同期、日下(くさか)と再会する。
日下は古本屋「ひぐらし堂」の店主となっていたが、飯島の仕事を引き受ける。
ところが、土壇場で別の大手出版社からその本が出版されることになり
話はなかったことになってしまう。
日下は同じ作家の別の作品を持ち出し、そちらを出版することになった。
そして、下巻-長谷川×上野編はですね・・・
日下のチェコ留学時、同室だった長谷川は青文堂出版の翻訳童話の編集をしていた。
日下がチェコの作家の翻訳をしたことを知り、
自分の出版社の仕事を依頼してから、時々古本屋の店番を手伝わされていた。
ある日、とても綺麗な男性がアメリカの作家の本を探しにひぐらし堂を訪れたのだが、
その本は置いておらず、入荷したら連絡すると名刺を預かった。
それ以来、その男性、上野は長谷川が店番をしていると訪れるようになった。
え~、ごくごく簡単に終わらせてしまいましたが、この二組のカプにも
いろんなことがあるのです。
まず、日下くんと飯島先輩は大学時代、一人の女性を廻っていざこざがあります。
その当時、日下くんのことをよく知らなかったがため
そうなってしまうのですが、そのくせ彼女と付き合うことになった飯島先輩は
彼女を抱くたび日下くんのことを思い出したりするのです。
再開後、日下くんちに下宿していたさつきちゃんが大学時代の彼女と重なり
それが元での口論から、二人の仲が深まっちゃったりするのです。
それから長谷川くんも、自分では気づかない振りをしていたけれど
日下くんのことが気になっていたのですが、それを上野さんに指摘され・・・
それがきっかけで二人は付き合うことになるんですよね~。
まあ、始まりはどうあれ、お互いがお互いを思いあって、衝突して、仲直りして
ぐっとお互いの距離が縮まっていくのが一話ごとに感じられて
心地よい気分になれる作品でした。
さて。この作品は以前『MAGAZIN BE×BOY』で掲載になり
コミックスもリブレ出版から発売になっていますが
このたび、竹書房から描き下ろしとコミックス未収録分を加えて
上下巻で発売に相成りました。
この描き下ろしは、麗人9月号(2013)にも掲載されたチェコの下宿オーナー
辻村司郎さんと彼の恋人?ヤーヒムのお話も載ってます。
おっさん好きにはたまらない作品となっております(^q^)
…因みに掲載は下巻ね
それから、飯島先輩を「おっちゃん」、日下くんは「お兄ちゃん」
長谷川くんを「かっこいいほうのおっちゃん」と呼ぶ
ひぐらし堂のちびっこ常連、吉本くんと、元グラビアアイドルが母という須藤くんの
その後を描いたカバー裏(こっちは上巻ね)も是非とも見て欲しい。
そして、両巻とも受けがツンデレでそのデレる瞬間がたまらないっ***ヾ(≧∇≦)ノ"***
上巻はact.3、下巻はおまけまんがその1かな~。
特に、日下くんのおねだりの仕方は、それまで恋愛どころか、人と関わる事も
あまりしてこなかったがため、照れ方が半端ないのです。
なんだか、こっちまで恥ずかしくなってきちゃいます(〃д〃)
そんなステキな作品、リンク貼った先では試し読みも出来ますので
是非是非読んで見てくださいね~。